学生時代に読んだ『チーズはどこへ消えた?』を再度amazonで購入し読んでみました。
1998年刊行、日本で400万部、世界で累計2800万部のベストセラー
長年に亘り世界のトップ企業の研修にも用いられている本
“状況は変わった、自分たちも変わろう”
この物語の中で、1番大切な主題は、
変化が起きた時、あなたはどちらを選びますか?
1. 現状維持を望んで取り戻す
2. 変化を受け入れ、自分を変えようとする
どちらを選びたいですか?
この記事では、本の内容の一部の紹介と私に起きた変化を共有したいと思います。
こんな方におすすめ
- 変化をチャンスにしたい
- 自分を変化させる勇気を持ちたい
- 変化に対応する覚悟が欲しい
物語概要(現状維持?それとも変わる?)
ある日、目の前からチーズがなくなったら?
登場するのは2匹のネズミと2人の小人。
いい生活ができる「チーズ」を追い求めています。
この物語では「チーズ=あなたの生活を豊かにしてくれるもの」です。
例えば、愛する人、仕事、お金、モノ、心、人間関係などなど。
ある日そんな「チーズ」がなくなります。さて、どうしますか。
チーズが戻ってくるのをその場で待ち続ける?
新しい環境に適応するために、行動を起こす?
つまり、現状維持か、それとも変化へ適応するか、です。
小人は賢い頭脳を持っているのが災いして、チーズがなくなった原因ばかりをその場で考え続けます。
一方、ネズミは考えるより行動します。状況は変わった、自分たちも変わろう、と。
変化はチャンス
変化はリスク?
本の中でネズミたちは言っています。
“状況は変わった、自分たちも変わろう”
ネズミは早々に行動を起こしチーズを探し当てます。
一方の小人は、依然として、元の場所でチーズを探し続けています。
変わる人と変わらない人
新しいことを何も学ばず、変わろうとしない人
新しい状況に合わせて、勇気を持って自分を変化させようとする人
それぞれどんな未来が待っているのか、すぐに分かりますよね。
本文にもあるように、
「早い時期に小さな変化に気づけば、やがて訪れる大きな変化にうまく適応でき」ます。
日頃の努力が、将来何の役に立つか分かりません。
しかし、「必ず訪れるであろう変化」に備えて行動し続けることは、
自分を変化させる勇気と覚悟を与えてくれることは確かです。
過去の実績で今を生きている企業
危機感のないファミリー企業
このように時代から取り残された会社は過去にたくさんありました。
普段からの行動が未来を変えることになりそうだね
前職の業界動向や職場環境、国際情勢について継続的に情報収集していたこと、
そしてITスキルがあれば海外でも収入を得られることを知ったこと、
そういったおかげで台湾へ移住することができたんだよ
普段から英語で海外の友人と連絡をとり続けるなど
いつでも海外へ移住できる準備が出来ていたこともラッキーだったね。
変化したこと
思い通りにいかない毎日の些細なことでさえも、自分を変化させるために起きている、と考えられるようになりました。
変化に適応できる人間でありたい、と思いながら日々生活をしています。
人は何かを得ると満足し、現状維持バイアスがかかることによって、変化を嫌います。
移住する前の私はそうでした。
現状がずっと続く、今が一番居心地いい、と感じていました。
例えば、、、ですが
インスタやツイッターなどは若い学生だけがやるものだと決めつけて、情報発信などしたことはありませんでした。
操作が難しく感じましたし、そもそも何のためにやるのかが分かりませんでした。
しかし、考え方が変わりました。
変化についていくため、
情報弱者にならないため、
より質の高い生活を目指すため、
自分を環境に適応させていこう
SNSの分野だけでもブログ、インスタ、ツイッター、音声アプリ、など知らないことがたくさん。
でも心地良い場所を懐かしんでいても前には進まない。
スマホ操作が出来ないおじいちゃんにはなりたくない。
何歳になっても自分は変化したいし、変化できると強く思うようになりました。
今は、自分の思い通りにならない毎日の生活であっても、変化を楽しむチャンスだと前向きに捉えながら過ごすことが出来ています。
もし恐怖がなかったら、何をするだろう
これは「先へ進もう」と言い出した小人が自問自答した時の言葉です。
人間、特に大人はリスクを避ける知恵と能力に長けています。
しかし恐怖を知らない子供の頃の私たちは
手に取れるものがあれば、何でも触ってみました。
口に入るものは、何でも口に入れてみました。
ボタンがあれば押しました。
私たちは、恐怖がなければ、
やったことのないことに挑戦し、
知らないことを知りたいと願い、
新しいことを取り入れたいという本能を持っていると思います。
劇的に変化する今の世の中。
少し立ち止まって、恐怖がなければ何をするだろう と考えてみてはいかがでしょう。
まとめ
繰り返しになりますが、以下の方には是非読んで欲しい本です。
- 変化をチャンスにしたい
- 自分を変化させる勇気を持ちたい
- 変化に対応する覚悟が欲しい
最後に、本書で出てくる、チーズにまつわるキーワードとそこから私が得た教訓を共有します。
1. 自分のチーズが大事であればあるほど、それにしがみつきたがる
→執着は視野を狭くする
2. つねにチーズの匂いをかいでみること、そうすれば古くなったのに気づく
→わずかな変化を見落とさず、注意深く現状を見つめる
3. 古いチーズに見切りをつければ、それだけ早く新しいチーズがみつかる
→即座に行動すれば、早く変化に適応できる
4. 従来通りの考え方をしていては新しいチーズはみつからない
→変化に応じた新しい考え方を取り入れる
こんなことを考えながら行動していけば、
変化を楽しんで、前向きに進んでいけるかも知れません。
最後に(本を読むこと)
本を手にするだけでも、変化に対応する大きな一歩です。
まずは、気になる本を手にとってペラペラと眺めてみましょう。
わずか数百円でそれが手に入ります。
コーヒー1,2杯と同じくらいの金額です。
Amazon Kindleなら、いつでも好きな時に本が読めます。
私は、
自分で経験していないこと、
自分が持っていない考え方を、
わずかの手間で手に入れることが出来る、と言う考えで読書をしています。
海外にいるので、オンラインで書籍を購入し読みあさっています。
ネガティブなニュースや有名人の不倫ネタに貴重な時間を費やすより、
「変化に対応できる自分」に近づけると思っています。
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